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山下達郎アルバムのFOR YOU(フォーユー)をわかりやすく解説

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山下達郎_FOR-YOU_初級編 山下達郎
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ファンの中でも1・2を争うほど人気なアルバム山下達郎さんの『FOR YOU(フォーユー)』をご紹介いたします!

山下達郎さんのFOR YOU(フォーユー)というアルバムは1982年1月21日に発売されたソロ名義で通算6作目、シュガーベイブを入れると7作目、ON THE STREET CORNER (オンザストリートコーナー)という一人アカペラアルバムを入れると8作目のスタジオ制作アルバムです。

前作の『RIDE ON TIME』がヒットし、期待の集まる中発売となったアルバムが『FOR YOU(フォーユー)』です。

全国ツアーの合間を縫ってレコーディングしたので、バントメンバーの息もピッタリでノリノリなアルバムです!

それでは解説していきますね!

 

■山下達郎のfor you(フォーユー)の曲順

[レコードA面]
1_SPARKLE
2_MUSIC BOOK
3_MORNING GLORY
4_FUTARI

[レコードB面]
5_
LOVELAND,ISLAND
6_LOVE TALKIN’(Honey It’s You)
7_HEY REPORTER!
8_YOUR EYES

 

この当時はまだレコードだったんですね!
レコードをA面からB面にひっくり返すドキドキ感がたまらない!

 

SPARKLE(スパークル)

作詞:吉田美奈子 / 作曲・編曲:山下達郎

 

ライブでは必ず1曲目、夏の名刺代わりの1曲です!(冬の名刺はクリスマスイブ)

『夏だ海だタツローだ!』
今ではすっかり冬のイメージですが、当時はこんなキャッチコピーが付いていました!

そんな夏にピッタリな曲が『SPARKLE(スパークル)』

山下達郎さんのキラキラしたキレのあるギターカッティングからイントロが始まり、

『七つの海から集まってきた、女神たちのドレスに触れたとたんに』という歌いだし。

今風なべたべたの夏のラブソングではなく、アーバン(都会的)でオシャレなラブソングです。

男:『俺、山下達郎聴いているで』

女:『かっこいい~』

当時、山下達郎さんはそんなオシャレアイコンだったんですね。

 

MUSIC BOOK(ミュージックブック)

作詞:吉田美奈子 / 作曲・編曲:山下達郎

 

今までになかったようなタイプの曲調で、不思議の国のアリスのようなファンタジーな映像が目に浮かぶ曲。

当時はアンダーグラウンド感があり、尖がっていた山下達郎さんの泥臭さが抜けて現在の作風につながっているような曲。

歌詞は山下達郎さん本人の作詞ではないけれども、
『MUSIC BOOK 開いたら メロディーの雨が肩を濡らして』ステキすぎるかわいい歌詞。

現実にはあり得ないけれども、PVになった時に映像が想像しちゃうそんなステキな曲。

水がサラサラ流れるようなギターのフレーズも心地よさを増幅させる。

 

MORNING GLORY(モーニンググローリー)

山下達郎 作詞・作曲・編曲

 

奥さんの竹内まりやさんに書いた曲のセルフカバーです♪

『東に向いてる ブラインド 目がけて差し込んだ
光に瞳を開いたら』

朝、目が覚めたら爽やかだよ という曲です。
そういう曲なのでシャッフルリズムの体が自然とゆれてくる曲です。

山下達郎さんはシャッフルのリズム感日本一!!
※個人的見解です

ただ、歌詞を読めば読むほど【失恋した後でも、朝日のような爽やかな恋愛ができるよ、きっと】というふうにも解釈できる失恋ソングともとれます。

山下達郎さんは失恋ソングを爽やかに歌う曲もあるので【MORNING GLORY(モーニンググローリー)】は果たしてどっち?!

 

FUTARI

吉田美奈子 作詞, 山下達郎 作曲・編曲

 

山下達郎さんがクリスマスイブのようキレイな歌声だけじゃなく、熱唱(シャウト)するタイプの歌手というコトがわかる熱いバラード!

ピアノからしっとりと始まり、徐々に歌い上げていき、サビで大きく盛り上がる。物語を聞いているような曲です。

山下達郎さんが絶叫に近いぐらいに、歌い上げる歌声を初めて聞いた方はびっくりすると思います。

『達郎はこんなに熱いんだ』と。

女々しい歌詞に、男らしい歌声。
ギャップ萌え

山下達郎さんの違う一面を垣間見れる1曲です。

 

LOVELAND,ISLAND

山下達郎 作詞・作曲・編曲

 

吉田拓郎さんが、こんな曲を書く日本人がいたんだ!と驚いた曲です!

もともとはサントリービールのCMの為に作った曲であり、モデルが踊りながら歩く映像が先に出来ていたのでそのリズムにあわせて曲を作ったそう。

コーラスが圧巻です。

ラブランドアイランドは山下達郎さんが一人でコーラスを多重録音しているのですが、ハモったり、Ah-とかU-ではなく、たたみかけるような分厚く複雑なコーラス。

ラブランドアイランドは、今の山下達郎さんが得意とする一人多重アカペラ(コーラス)が初めて登場した記念すべき1曲です。

 

LOVE TALKIN’(Honey It’s You)

吉田美奈子 作詞, 山下達郎 作曲・編曲

 

どのアーティストも、雰囲気の違う曲が1曲は入っていますよね!
最近の山下達郎さんでは聞けない、ファンクな1曲です♪

 

ファンク色の強い曲、伊藤広規bass・青山純dramと山下達郎さんのギターでリズムパターンから作った曲。

固定のバンドメンバーを持っていなかったので、今まではこういうセッションから曲を生み出すというコトがなかったのですが、どうしてもコレがやりたかったと山下達郎さん本人が語っています。

HEY REPORTER!

山下達郎 作詞・作曲・編曲

 

雰囲気が違う曲、2曲目!

芸能リポーターに追いかけられたことから書いた曲。

山下達郎自信は気配を消せるらしく、結婚するまでは芸能リポーターに追いかけられたこともなかったが、当時アイドルだった竹内まりやと結婚することになり。芸能リポーターに追いかけられるという惨事に見舞われたある意味記念すべき一曲。

尖ったファンクテイスト満開の曲ですが、山下達郎さんはアルバムの中に異色なファンクのようなメッセージ性の強い曲をぶっこんで来るのは今も昔も。

YOUR EYES

ALAN O’DAY 作詞, 山下達郎 作曲・編曲

 

超キレイなバラード!

ライブでオーラスの1曲!

80年代に奥さんの竹内まりやさんに書いたボツ曲です💦当時はボツになりましたが、最近竹内まりやさんもカバーしましたね。

山下達郎さんはボツになった曲などの再利用が上手♪

実はクリスマスイブも再利用曲だったりして。
※詳しくはマニアック編で!

まとめ

スパークルで始まりユアアイズで終わるこのアルバム。
ライブもスパークルで始まりユアアイズで終わる。

もしかして山下達郎さんはこのアルバムが一番のお気に入り?

山下達郎さんのファンからも、この『FOR YOU』を好きなアルバムNo1に選ぶファンも多い、ファンでなくても必聴の価値があるアルバムです。

ちょうど進化の途中の両生類的な古い曲調と新しい曲調が混じっているアルバムなので、アルバムを最初から最後まで通して聴くのも面白いアルバムです!

 

山下達郎『FOR YOU』マニアック解説編はこちら!

 

山下達郎シリーズ