コーヒーをドリップをする時、温度計をポットに入れている人を見て『カッコつけてるわー』とか『マニアック~』などと思っていませんでしたか?
私は、思ってました。
そんな思いを抱いた私の方が間違いだと気付きました。
コーヒードリップをする時に温度計を使わないのは、『大福モチにあんこが入っていないのと同じ』ぐらいの大失態です。
世の中のコーヒー屋さんに叫びたい。
ポットやドリッパーやミルだけ店頭に並べるのではなく、温度計もファーストセットに入れて!
コーヒードリップが上手にできる3要素は【挽き具合】【温度】【時間】
コーヒードリップは誰が淹れても、コーヒー豆がよければ同じだと思っていました。
全く違います、同じ豆でもコーヒーを淹れる人によって全然違います。
【挽き具合】【温度】【時間】によって全く変わってきます。
これからさらに楽しくなるあなたのコーヒーライフのために、参考になれば嬉しいです!
ヒアウイゴー!
コーヒー豆の挽き具合
コーヒー豆の挽き具合は、もっとも重要な要素です。
コーヒーの淹れ方によってちょうどいい挽き具合は違いますが、ハンドドリップではコーヒー豆の挽き具合が細かいと酸味が出ますし、荒いと味が濃くなります。
つまり、均等にコーヒー豆を挽かないとコーヒーの味がぼやけたり、コーヒーショップの焙煎士が狙った味に近づきません。
ご自宅でコーヒーを飲むときにもコーヒー豆を均等に挽くことのできる、電動のコーヒーミルやコーヒーグラインダーをオススメします。
※電動といっても1万円以下の安い電動(プロペラ歯)の電動はオススメしません。
ちなみに私は、よくスーパーで見かけるボンマックのBM−570を使っています。

お部屋がグッとオシャレになるのはこっちだな

コーヒードリップの抽出時間
ハンドドリップではコーヒーを淹れ終わるまでに、時間が早すぎたり遅すぎたりすると不味くなります。
だいたい1分30秒〜2分ぐらいがベストだと言われています。
コーヒーは最初の段階で酸味が抽出され、時間の経過とともに美味しい苦味が出てきます。
さらに時間が経ちすぎると、雑味が出てきます。
なので、一般的にドリップ時間が早すぎるとすっぱいコーヒーになりますし、時間をかけすぎると雑味が出てまずいコーヒーになります。
ほとんどのコーヒーショップのバリスタ(店員)さんもタイマーを使っています。
パッと見るとわかりませんが、量りにタイマーが付いているものを使っています。
通常のg表示とは別にタイマー表示が付いている量りになっています。

私は、ジブンの腹時計を信じているので、タイマーが付いていない普通の量りを使っています。
ポットの温度を信用するな!コーヒーというかお湯の温度
ついにやってきました、コーヒーを入れる時の温度のお話です。
電気ポットからコーヒーケトルにお湯を移した時点で、お湯の温度が一気に下がります。
私ごとですが、電気ポットを98度に設定しておいても、コーヒーケトルに移した時点で80度を下回ります。
電気ポットは98度に設定しておいても、一定ではなく90〜98度ぐらいを行ったり来たりしているのでコーヒーケトルに移した時点での再調整は必要です。
皆様もお気づきだと思うのですが、温めていないコーヒーケトルにお湯を移すと一気に70度ぐらいになりますよ!
また、熱くなりすぎた時は、氷を入れると温度が下がります。
そりゃそうだな。
温度によってコーヒーの味が変わる!ドリップ時に温度計は必需品
コーヒードリップは、あなたが思ってるよりも温度で味が劇的に変わります。
【カラムーチョ】と【スッパムーチョ】ぐらい味が変わります。
不味いと思ったコーヒー豆を、もう一度買いなおそうかと思うぐらい味が変わります。
どうして味が変わるのか?
私は、コレを知った時に今までのもやもやが解決されました。
温度によるコーヒーの味の違い
・お湯の温度が高い→濃い・苦い
コーヒーを淹れる温度の違いを、簡単に表すとこの2点です!
コーヒーの味や好みの決め手となる【酸味】や【苦味】は、温度により出てくるタイミングが違います。
また、酸味の方が先に出て、苦みは後から出てきます。
コーヒーショップに行ってもハンドドリップは、『淹れる人によって同じコーヒー豆でもなんで味が違うんだろー』と思っていましたが、コーヒーを淹れる温度や時間によっても味が変わるんですね。
コーヒードリップ時に適した温度
コーヒー屋さんによっては、『〇〇度で淹れてください』と丁寧にパッケージに書いてある場合もありますが、温度の指示がない場合はどうするのか?
まずは90度でコーヒーを淹れましょう。
いろんなコーヒー屋さんでいろんな温度を指示されていますが、90~92度が平均値です。
まずは90~92度でコーヒーを淹れてみて、そこから自分好みに温度を調整することがベストです!
豆の挽き目や温度にしても自分の基準を固定しているほうが、始めましてのコーヒー豆のときに味の微調整がしやすいメリットがあります!
アナログの温度計を買う前に一番気になる、温度を示すスピード
アナログの温度計を買う前に一番知りたいポイントは、温度が上がるに連れてどんなスピードで針が追従するのか?
わかりやすく言うと、お湯を入れたらすぐに温度がわかるのか?
結論:いらちの僕でも大丈夫なスピードです。
とはいっても40秒ほどかかります。
デジタル温度計だと一瞬ですよね。
アナログ温度計の場合80度以降の温度の上がり方が、グンと遅くなります。
でも、大丈夫です。
温度が上がる間に、準備のローテーションを変更すれば問題ありません!

デジタル派はこちら

まとめ:コーヒードリップ時には温度計が大事
『コーヒードリップ時に温度計が大事だ』ということに気づいた時、『これまでのコーヒーライフを返せ』とすごくショックを受けましたし、同時に興奮もしました。
たった、5度〜10度温度が違うだけで、こんなにも味が違うなんて思ってもみなかったです!
特に四季がある日本では、冬に放置されているコーヒーケトルはキンキンに冷えていますし、夏の太陽に晒されているコーヒーケトルはカンカンに焼き尽くされています。
室温はコーヒーケトルにお湯を入れた際に、温度が変わりやすい要因ですね。
『そこまでマニアックにならなくても』と思っているあなた!
1,500円ほどの投資で、劇的にコーヒーライフが楽しくなります。