こんにちは! condoiwao.comの近藤巌です。
「クリスマスイブなら知っているけど」
「山下達郎ってファンク?バラードの人じゃないの?」
「山下達郎って実在しているの?」
ライブで山下達郎の【BOMBER】のようなファンキーな曲を聴くと、
『山下達郎はクリスマスイブだけの人じゃないよ~!! かっちょいいんだぜ』
ってみんなに教えたくなるけど、ライブのチケットが今以上に取れなくなるから、教えたくないジレンマになる💦— 近藤巌 株式会社番頭の番頭 (@condo180) May 18, 2020
いざ、山下達郎を聴こうと思っても、どの山下達郎を聴いたらいいのかわかりませんよね。そんな迷っているあなたにも、私がコレを聴けば間違いないという山下達郎の曲を選びました。
今回の記事は、私が「ファンクを感じる山下達郎」まず聞くならこの5曲を紹介します。
実際に、私が今まで聴いた山下達郎の曲の中から、もっと早く出会っていたら人生が変わっていただろうなと思わせる、洋楽の黒人音楽のエッセンスを感るファンキーな5曲をチョイスしました。
そして、以下の6つの基準でおススメの山下達郎の曲を選定しています。
ファンクを感じる山下達郎のおすすめ度
ヒット度合い | ★★★★★(5.0) |
洋楽っぽさ | ★★★★★(5.0) |
AMAZONの評価 | ★★★★★(5.0) |
ライブで盛り上がる度 | ★★★★★(5.0) |
個人的な好み | ★★★★★(5.0) |
総合評価 | ★★★★★(5.0) |
山下達郎=バラードの人とか歌謡曲の人など、ゆるい印象を持たれている方が多いと思いますが、実はパッションの塊で、ファンキーな人というコトを認識していただくために、熱く山下達郎のファンキー度合いをご紹介します。
それでは、参ります!!
FUNKY FLUSHIN’(ファンキーフラッシン)
ファンクを感じる山下達郎のおすすめ度
ヒット度合い | ★★★★★(3.0) |
洋楽っぽさ | ★★★★★(5.0) |
AMAZONの評価 | ★★★★★(4.0) |
ライブで盛り上がる度 | ★★★★★(5.0) |
個人的な好み | ★★★★★(5.0) |
総合評価 | ★★★★★(4.4) |
こちらの曲は、1979年10月リリース【MOONGLOW(ムーングロウ)】のアルバムからの一曲で、山下達郎が大阪のディスコでブレイクした曲『BOMBER』になぞらえて作った曲になります。
『BOMBER』がヒットしたことで、自身が考えていなかった層に山下達郎の音楽が届いたことに衝撃を受け、今までの音楽制作アプローチを考え直したアルバムです。
・それがまた、パターンミュージック(黒人音楽によくあるグルーブ)
・少年隊がカバーしたFUNKY FLUSHIN’とは全く違う仕上がり
松田聖子ちゃんや明菜ちゃんのアイドル全盛自体には、完全に異色な音楽。
世代によってアーティーストのイメージは変わるけれども、僕たちの世代なら山下達郎=ディスコですね。
青春時代の曲です!!
前作のアルバム【GO AHEAD!(ゴーアヘッド)】が売れなかったら、ミュージシャンをやめよう。と心に決めていたが、先述のとおり『BOMBER』がヒットしたことで、『BOMBER』路線の一曲。
ただ、レコーディング時には徹夜が続き、声の調子が悪かったため1982年に再録。
バンドメンバーまで変えて再録。
ドラム:青山純 ベース:伊藤広規
荒々しさがとれ、洗練されたよく耳にする、山下達郎サウンドに!!
田中章弘:土臭い
伊藤広規:アーバン
同じチョッパーでも個性が全然違う。
聴き比べると、面白い。
BOMBER(ボンバー)
ファンクを感じる山下達郎のおすすめ度
ヒット度合い | ★★★★★(2.0) |
洋楽っぽさ | ★★★★★(5.0) |
AMAZONの評価 | ★★★★★(4.0) |
ライブで盛り上がる度 | ★★★★★(5.0) |
個人的な好み | ★★★★★(5.0) |
総合評価 | ★★★★★(4.2) |
こちらの曲は、1978年12月リリース【GO AHEAD!(ゴーアヘッド)】のアルバムからの一曲、山下達郎が最後のアルバムになるかも。。との思いで制作したアルバム。
なぜか大阪のディスコで『BOMBER』がブレイク、この先、ファンキー色がある曲が必ずアルバムに入ることになる、山下達郎を語るうえで外せない1曲です。
・パターンミュージック(黒人音楽によくあるグルーブ)
・血が騒ぎだす田中章弘氏のBassフレーズ
サタデーナイトフィーバーなど、ディスコ黄金期
なぜ、大阪のディスコで流行ったかは不明ですが、
アメリカの、黒人ミュージシャンと白人ミュージシャンのちょうど間のような曲なので、聴きやすかったのかもしれない。
日本語だし。
この当時の、イケイケのベースサウンドといえばほとんどが、田中章弘氏。
チョッパーを発明した、スライ&ザファミリーストーンの【ラリーグラハム】みたいな黒人ミュージシャン並みに、ゴリゴリのチョッパーができるベーシストがあんまりいなかったモノと推測できます。
【BOMBER(ボンバー)】のベースラインがかっこ良すぎるせいか、ハマオカモトの浜ちゃんがコピーしたり、カード会社のCMにオマージュされたり。。
ファンク期(泥臭い期)最高傑作であり、伝説の山下達郎の名曲です。
SILENT SCREAMER(サイレント・スクリーマー)
ファンクを感じる山下達郎のおすすめ度
ヒット度合い | ★★★★★(5.0) |
洋楽っぽさ | ★★★★★(5.0) |
AMAZONの評価 | ★★★★★(5.0) |
ライブで盛り上がる度 | ★★★★★(4.0) |
個人的な好み | ★★★★★(5.0) |
総合評価 | ★★★★★(4.8) |
こちらの曲は、1980年5月リリース【RIDE ON TIME(ライドオンタイム)】のアルバムからの一曲。
キムタクのパイロットのドラマ『GOOD LUCK!!』で、アルバムタイトル曲【RIDE ON TIME】が使われたので、その経路で山下達郎をご存じの方も多いと思います!!
ただ、SILENT SCREAMER(サイレント・スクリーマー)は、アルバム【RIDE ON TIME(ライドオンタイム)】の中の1曲という位置づけなので、ファンのみぞ知る名曲となっております!!
・とんがっている山下達郎もこのアルバムが最後
・声の質感もRIDE ON TIMEまでと後では違う
RIDE ON TIME(ライドオンタイム)がヒットした後に作られた中バムで、万人受けするPOPS路線でアルバムを狙ってくると思いきや、【ファンク期】山下達郎の集大成。
時代に媚びない姿勢をファンに見せつけたアルバムであり、ファンキーな1曲が【SILENT SCREAMER】
ちょうどファンク期からの移行時期のアルバムなので、ごった煮感はある
逆にそれが面白い。
バンドメンバーも第3期山下達郎を支えるメンバーに固定化され、これからの山下達郎の大躍進を感じさせる、嵐の前の静けさを感じさせるアルバムです。
アルバム【RIDE ON TIME(ライドオンタイム)】以降の曲調が洗練され、ガラッと変わるので、この【SILENT SCREAMER(サイレント・スクリーマー)】が、ファンク期、絶頂の名曲に仕上がっています。
ピンクシャドウ
ファンクを感じる山下達郎のおすすめ度
ヒット度合い | ★★★★★(2.0) |
洋楽っぽさ | ★★★★★(3.0) |
AMAZONの評価 | ★★★★★(4.0) |
ライブで盛り上がる度 | ★★★★★(3.0) |
個人的な好み | ★★★★★(5.0) |
総合評価 | ★★★★★(3.4) |
こちらの曲は、1978年5月リリース【IT’S A POPPIN’ TIME(イッツアポッピンタイム)】のライブアルバムからの一曲。
※ライブ音源しか存在しません
1974年に発表されたブレッド&バターのカヴァー曲。
フォークソング的な原曲を、これほどファンキーにアレンジする山下達郎はさすが!!
スリリングなアレンジに仕上がっております!!
・山下達郎は、洋楽をカヴァーするときは、オリジナルを完コピ
・なぜそうなるのかは、わからない。
※大瀧詠一の【君は天然色】は、完コピだった。リスペクト度合いか💦
山下達郎が所属していたバント【シュガーベイブ】から、ソロとして独立した間もないころのライブアルバム。
当時の山下達郎というと、今でいう流行る前の【サカナクション】
『俺、こんなかっこいい曲、知ってるで』
的なオシャレなサウンドを発するカリスマ的存在!!
【ピンクシャドウ】は、ライブバージョンしか存在しておらず、スタジオ録音バージョンがない曲です。
なので、ライブで【ピンクシャドウ】を聴けたときは最高にボルテージが上がる曲。
知っている人が少ないマニア向けの曲なので、そこまで盛り上がらない。
ただ、先日の山下達郎がお送りするラジオ『サンデーソングブック』では、、、、
かかってないな💦
個人的には、こういう緊張感のあるアレンジのファンク?が好みです!!
メリー・ゴー・ラウンド
ファンクを感じる山下達郎のおすすめ度
ヒット度合い | ★★★★★(5.0) |
洋楽っぽさ | ★★★★★(4.0) |
AMAZONの評価 | ★★★★★(4.0) |
ライブで盛り上がる度 | ★★★★★(3.0) |
個人的な好み | ★★★★★(4.0) |
総合評価 | ★★★★★(3.8) |
こちらの曲は、1983年6月リリース【MELODIES (メロディーズ)】からの一曲。
冒頭で紹介させていただいた、山下達郎の最大のヒット曲【クリスマスイブ】が収録されているアルバムです!!
前作のアルバム【For You】からの流れですが、多重録音に磨きがかかり、コーラスの厚みがハンパない、山下達郎のやりたい放題なアルバム
・ほぼ、個人事務所的な小さい事務所なので必ずヒットさせる必要があった
・なので、売れ線を狙う必要があった
・が、結局やりたいことをやった。
前作の【For You】がリゾート路線で大ヒット!!
そのころのキャッチコピーは
【夏だ!海だ!達郎だ!!】
今の人は、山下達郎といえば、冬のイメージなんだろうな
【メリーゴーラウンド】は、さわやか路線になっていた前作のアルバム【For You】からは、ガラッと変わったイメージ。
アルバム自体のイメージが、ガラッと。
【メリーゴーラウンド】の曲自体は、タイトでスリリング。
まったく、ヒットを狙いに行っていない。
その後に発売されるベストアルバムやオールタイムベスト未収録、そんな曲でもライブでは盛り上がる!!
パターンミュージックは単調だけれども、ライブでは心地よくなってきますよね!!
まとめ
ファンクのくくりで山下達郎をまとめてみました。
時代別に山師達郎を分析すると
1・バンド期(シュガーベイブ)
2・ファンク期
3・青山純期(?)
4・小笠原拓海期(?)
ざっくり期を分けると、ドラマーや録音機材によって音楽性が変わっていっている、とんがった山下達郎を聴く場合は初期のアルバム。
・夏の定番の山下達郎を聴きたい方は【For You】以降のアルバムを、
・現代の山下達郎を聴きたい方は、、、、
ン~~~
ベスト盤、買ってください。。
※今日紹介した5曲中2曲しか入っていませんが💦