山下達郎のfor you(フォーユー)というアルバムをマニアックに解説

山下達郎のアルバム『FOR YOU』の解説 応用編 山下達郎

山下達郎さんファンの中でも1・2を争うほど人気なアルバムFOR YOU(フォーユー)をご紹介いたします!

ただし!
超マニアックな解説をしますので、純粋に山下達郎さんのfor you(フォーユー)を知りたい方は

こちら
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山下達郎さんのFOR YOU(フォーユー)というアルバムは1982年1月21日に発売されたソロ名義で通算6作目、シュガーベイブを入れると7作目、ON THE STREET CORNER (オンザストリートコーナー)という一人アカペラアルバムを入れると8作目のスタジオ制作アルバムです。

前作のRIDE ON TIMEでヒットを飛ばし、制作する心にもお金にも余裕がで全27曲レコーディングされたな中の8曲が収録されているアルバムFOR YOU(フォーユー)の最高に吟味された開放的なサウンドを1曲づつ紹介していきます。

曲の聴き方は人それぞれ、音楽を純粋に楽しみたい人がほとんどだとは思いますが、私は

・何故そういう曲順になったのか?
・曲のバックボーンは?
・何故そうしたのか?

など、『曲を聴きながらいろいろ妄想を膨らませる』という音楽の楽しみ方をしていますので、純粋にアルバム情報を知りたい方はアマゾンなどのレビューをどうぞ。

■山下達郎のfor you(フォーユー)の曲順

[レコードA面]
1_SPARKLE
2_MUSIC BOOK
3_MORNING GLORY
4_FUTARI

[レコードB面]
5_
LOVELAND,ISLAND
6_LOVE TALKIN’(Honey It’s You)
7_HEY REPORTER!
8_YOUR EYES

アッパーな曲で始まりバラードでA面が終わり
アッパーな曲でB面が始まりバラードで静かに終わる

レコードの時代はB面の1曲目も大事ですよね、A面(1部)を聴き終わりB面(2部)を全部聴くのかどうか。

1985年ぐらいまでのアルバムはCDがなくレコードのA面B面構成だったので、A面にはA面のストーリーの完結があり、B面にはB面のストーリーがある2部構成だったんですよね。

現在の音楽の聴き方はストリーミングが大半で『ミュージシャンの世界観を楽しむという』というパッケージの時代が終わりました。

CDの時代までは一つのアルバムにストーリーがあり、そのストーリーで想像を膨らませるのも音楽を聴くもう一つの楽しみでしたよね。

※今回はアース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)に影響を受けたと思われるINTERLUDE(間奏)の説明は割愛します。

 

SPARKLE(スパークル)

作詞:吉田美奈子 / 作曲・編曲:山下達郎

ライブの1曲目としておなじみの山下達郎さんの代表曲【SPARKLE(スパークル)】

山下達郎さんの名刺代わりの1曲であるSPARKLE(スパークル)必ずといっていいほど、ライブではド頭で演奏される曲です!

ある意味、ライブの1曲目で『今回はこう来たか』という楽しみが減る半面、山下達郎は今回も絶好調だなと前回のライブを思い出しながら安心してライブを聴けるので、1曲目を当てる楽しみはないが、ライブを安心して楽しめるバロメーターにはなる。

年齢を重ねてきたミュージシャンは、最後までできるか不安になるけれども、この1曲で不安が全て吹き飛ぶ。

山下達郎さん67歳、ライブでおじいちゃん感は皆無。

SPARKLE(スパークル)の聴きどころは、曲の出だしで聞こえるギターのカッティング。
このアルバム以来、山下達郎さんの使用しているギターはフェンダーのテレキャスター、通称『ブラウン』。もう40年近く使ってもまだ枯れない現役のギターです。

山下達郎さん曰く『最高のギターはちょっとやそっとでびくともしない雨にぬれても大丈夫』と言っているが、実際プールに落ちたりライブ中ギターが倒れたりするが、本人は焦った様子もないことにファンである私たちの方が心配を覚える。

配線やフレットは交換しているので当時と同じものは『木』だけらしい。

フェンダーUSAのカスタムショップで、当時のギターを再現するというサービスをやっており『ブラウン』を再現したが、やはり全然別物だそうです。

 

MUSIC BOOK(ミュージックブック)

作詞:吉田美奈子 / 作曲・編曲:山下達郎

レコーディングにお金が掛けられるのか、作風が変わったのかはわかりませんが、リッチなサウンドに。
※ミックスの方向性が変わったのかな

山下達郎さんの所属していたバンド『シュガーベイブ』の時期が山下達郎1世代だとしたら、ソロ初期が山下達郎1.5世代、ライドオンタイムで山下達郎2世代、FOR YOUで山下達郎2.5世代、次のメロディーズで山下達郎3世代といううつろいの真っただ中のアルバムのなかの1曲。

いうなれば山下達郎2.3世代ぐらいの1曲。

今までにない曲調、響きが新しい山下達郎さんを垣間見れる1曲です。

シングルのB面になっているので、捨て曲ではなく自信を持っている本当に自分がやりたい作風の宣言と解釈することができます。

※シングルのA面はタイアップだったり本当に勝ちに行っている曲で、B面はアーティストの個性の塊のような一般受けを狙っていない曲が多い。

ただ、この1曲だけ前作の『ライドオンタイム』以前のバントメンバーで演奏されていることから、『ライドオンタイム』でお蔵入りになった1曲というコトが予想されます。

 

MORNING GLORY(モーニンググローリー)

山下達郎 作詞・作曲・編曲

竹内まりやさんに書いた曲をセルフカバー曲です。

竹内まりあさんがレコーディングした際の曲のアレンジはデビッドフォスターとジェイグレイドン、そのアレンジが気に入らなくて、自分でアレンジしたついでに自分でボーカルも入れた曲。

山下達郎さんは自分の気に入らないことがあれば、すぐ喧嘩を売る。
対抗意識バリバリのアレンジとなっています。

何よりも、バンドメンバーのプレッシャーが凄かったと思う。

ただ、オケ自体は激似のアレンジなのでデビッドフォスターとジェイグレイドンが関与していないコーラスワークが気に入らなかったのかな💦

山下達郎さんカバーをする場合は、まるで違う曲?と感じるほどアレンジをすることが多い中、激似なアレンジするというコトは本気で何かにキレたのかもしれませんね。

妄想が膨らみます。

 

FUTARI

吉田美奈子 作詞, 山下達郎 作曲・編曲

A面最後のバラードな1曲です。

佐藤博さんのピアノで静かに始まり、青山純さんのドラムがキレイな曲

録音も凄く丁寧。

山下達郎氏曰く、歌唱法はどちらかというと『シャウター』
シャウターとは声を張り上げて歌う歌い方、FUTARIは最初は静かに始まり、さびでシャウト。
大サビでは、曲の世界観に引き込まれるほどの叫び(シャウト)

緩急を付けた、ボーカルテクニックにやられる。

このアルバムで重要なコトは、バンドメンバーが黄金期のバントメンバー(伊藤広規bass・青山純dram)で録音できたコト以外に山下達郎自信によるコーラスワークが激変したコトにあると思う。

このアルバムの中でも山下達郎が一人でコーラスを多重録音しているのは、FUTARIとLOVELAND,ISLANDだけ。

普通のコーラスはハモったり、U-とかAh-のコーラスが多い中曲を盛り上げるためにコーラスを使っている。

コレも前作に出した企画ものの一人アカペラアルバムの影響が存分に発揮されていると思う。

LOVELAND,ISLANDのコーラスなんて変態の域に達している。

 

LOVELAND,ISLAND

山下達郎 作詞・作曲・編曲

この曲から山下達郎の第3世代が始まったといえる記念すべき1曲。

もともとはサントリービールのCMの為に作った曲であり、モデルが踊りながら歩く映像が先に出来ていたのでそのリズムにあわせて曲を作ったそう。

昔から完璧にCMに合う曲を多数作っていたので山下達郎さん自らCM職人と言いうほど、お題を出されたものに完璧にマッチさせることに魂を注いでいる。

先ほどのFUTARIでも書いたように、この曲のコーラスワークは圧巻(変態)で、今までの山下達郎さんのコーラスにはなかったような分厚くテクニカルなコーラスになっています。

今までは数人でコーラスをすることが多かったのですが、この曲も一人で多重録音しています。

ざっと16人ぐらいの山下達郎さんがコーラスを付けているのではないかと。

大サビの怒涛のように押し寄せるコーラスの掛け合いは圧巻。

コレだけで何時間かかったことやら。

複雑化した厚みのある山下達郎さんのコーラスの初出の曲かもしれないメモリアルな1曲です。

 

LOVE TALKIN’(Honey It’s You)

吉田美奈子 作詞, 山下達郎 作曲・編曲

ファンク色の強い曲、伊藤広規bass・青山純dramと山下達郎さんのギターでリズムパターンから作った曲。

固定のバンドメンバーを持っていなかったので、今まではこういうセッションから曲を生み出すというコトがなかったのですが、どうしてもコレがやりたかったと山下達郎さん本人が語っています。

HEY REPORTER!

山下達郎 作詞・作曲・編曲

芸能リポーターに追いかけられたことから書いた曲。

山下達郎自信は気配を消せるらしく、結婚するまでは芸能リポーターに追いかけられたこともなかったが、当時アイドルだった竹内まりやと結婚することになり。芸能リポーターに追いかけられるという惨事に見舞われたある意味記念すべき一曲。

尖ったファンクテイスト満開の曲ですが、山下達郎さんはアルバムの中に異色なファンクのようなメッセージ性の強い曲をぶっこんで来るのは今も昔も。

 

YOUR EYES

ALAN O’DAY 作詞, 山下達郎 作曲・編曲

竹内まりや用に書き下ろした曲でボツになった曲、『あの山下達郎でもボツにするディレクターがいるんだな』と感心させられた曲。

山下達郎は曲の再利用がうまく、あとにも先にも曲の再利用は多です。

あの有名なクリスマスイブも、山下達郎がソロになる前の【シュガーベイブ】というバンドでモチーフが出来上がっていた。(メロディーは全然ちがうけど💦)

現在再利用が確認されていない曲で、土屋アンナがイメージガールのカルピスウォーターのCMで使われた曲がまだ再利用されていない。

早く何とかしてほしいものです。

『夏コイの味』

 

まとめ

山下達郎さんのFOR YOU(フォーユー)は、現代の山下達郎の完成系を垣間見る記念すべきアルバムであるのに、その点を語っている人があまりいないので私がここに想いを記します。

なぜが曲名が英語表記なのが妄想が膨らむ

最後までブログを読んでいただいたあなたは、山下達郎のマニアックなファンか、僕のマニアックなファン。

僕の山下達郎さんへの愛を尽きるまで語りつくしますので、今後とも宜しくお願いします!

 

山下達郎シリーズ

 

 

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